ダイビング・スタイル
ビーチ・ダイビング(1)
この円月島で、ひとりでビーチ・ダイビングをやり始めたのは、同じ白浜のショップで、
ガイド付きのボート・ダイビングをやっていて、そのショップの人に、相談してからのことです。
1991年8月にO・Wを取得後、1年後に私のダイビングスタイルは、この円月島でのビーチを
私ひとりのダイビングとして始めたと言えそうです。正確には1992年10月3日
堤防(テイボウ)の内側、竜の船のある所です。(遠浅の砂地のビーチ)
DIV環境は、水温24℃(水面26℃)、気温28℃、天候:晴れコンディションはベストです。
器材のセッティングは、ボートの時も一人でやっているので問題はないのですが
そこから先はまったく未知の世界です。海へザブザブと遠浅な砂地を水が腰のあたりまで来る
辺りを目処に、そこでフィン、マスク、レギュレターを装着、コンパスを180度にセットし、潜降。
沖に向かって、水底をそのまま進みます。
ビーチ・ダイビング(2)
現在のダイビングスタイルは、堤防(テイボウ)の外側でポイントを分けてダイビングしています。
午前1本目:ポイント名(円月島ドーム〜その先)
午前2本目:ポイント名(円月島テイボウ周辺)
【オリエンテーション】
ショップ到着:午前8時前後
タンクを車に積んでショップ出発
円月島にて器材を車より降ろします。
(カメラ等貴重品は、降ろさないで持参)
器材の降ろすところは、この写真の調度、
真中に写っている階段です。
このおき場所は不可:別のショップの敷地内のため。
(写真はその当時のものを掲載しているため積み下ろし出来る写真となっておりますが現在は不可)
駐車場(有料:1日駐車は¥600)へ車を止めて、カメラ等、小物を持って
先ほどの器材のところ京大水族館へ徒歩。
砂浜へ数回荷物移動。
白い建物付近の中央の階段より砂浜へ器材を降ろし
50メートルほど、徒歩で器材(メッシュバック、ウエイト、カメラ、タンク2本)を
運びます。
岩の上へ、器材等メッシュバックなどを置きます。
シートを砂浜にひいて、セッティング。
マスク:食器用洗剤(ママレモン等)でクリーニング。
(目の前のビーチへザブザブと少し入り、マスクのくもり止めに使用した洗剤を洗い流します。)
【円月島海底図:イメージ】
赤い線の矢印で表示した@からA、B、C、D、Eと表したものが1本目のルートです。
黒い線の矢印で表示した@からI、J、K、L、Mと表したものが2本目のルートです。
1本目:【円月島ドーム】
そこで、タンクを背負い、徒歩で堤防の外側へ移動。(50メートル?)
(途中、岩がゴツゴツしていて足元要注意)
写真のテイボウを円月島の方へ真ん中(テイボウの中ほど)まで
進んだところでエントリーします。
ここは、タイトプールのような水溜りです。引き潮の時は
使用できません。
潜降し水底(4から5メートルぐらい)にて残圧チェック。(@)
(そこは丁度、入り江のようになっています。)
右手を壁にしてそのまま直進します。
(この地点の右側の壁が、以前はここら辺で一番サンゴが多いところでしたが、現在は死滅状態です。)
(ここを、時間をかけてよく見るとチョウチョウウオ科の死滅回遊魚に会う事が出来ました。)
壁が右手に大きくカーブしているところに、ひとつだけ独立した少し大き目の岩があります。
そこで、コンパスを"270度"にセットします。(A)(それから直線移動約30メートルぐらい進みます。)
ここから先しばらくの間は、ゴロタの平たんなエリアで、目標物が有りません。
(たった一度ですが、ネジリンボウを見ています。)
通過点の確認としてクダサンゴ?に覆われた小さな岩を通ります。(2005年9月現在、見当たりません。)
なおも直進すると壁につきあたります。(B)(帰りは"90度"にセット)
そこの目標物として、イソギンチャクとクマノミがいつも居ります。(B)
【2006年6月4日の時点にて、クマノミのタマゴを見ています。】
そこから、山の尾根を上へ、つたい登って行きます。(約2、3メートルほど上に上がって行きます。)
途中までの中腹ぐらいの斜面を前進。しばらく行くとドームが現れます。(C)
(最初のドームです。)ここは中間地点です。
以前は、半円ドームの天井一面にイソバナが敷き詰められて、とっても奇麗だったのですが。(C)
現在少しだけ、イソバナが復活してきております。
このドームを後にして、進行方向左側が壁となるように進んで行きます。
次は第二のドームです。この途中にクマノミの卵が見れるところが
あったのですが、最近はみていません。(その時期による。)
しばらく進むと、いつも折り返し地点にしている第二ドームに到着します。
ここは、ちょっと薄暗い、なにもないドームです。(D)
帰りは砂地を主に戻ります。
第二のドームを背にして戻って行くと
左側にひょろ長い岩(小さな根)があります。
(ここでは、ノドグロベラをはじめとする意外な魚達の幼魚を過去に見ています。)
平らな切れ目のある岩が見えたら、第一のドームへ到着です。(E)
ドームを右手に見ながら、コンパスを30度にセットします。
砂地を突っ切ります。(ドームは、透明度が10メートル以上なら見えたこと、たまにありますよ。)
30度の方向へ直進するとドームの最初のポイントの先端あたりに出ます。
壁を右に見ながら戻って行きます。
例の目標物であるイソギンチャクとクマノミ(270度と90度)の
ところに来た事を確認して、コンパスを90度にセット。(B)
通過点のクダサンゴ?を通って、今度は進行方向の左側に
壁が来るようにして進みます。
(このクダサンゴの付近のゴロタで、たった一度だけネジリンボウを見ています。)
この円月島付近で一番サンゴが多いと思われる左側の壁を見ながら
EXITの地点へ到着します。
(この一番サンゴが多い場所では、スミツキトノサマダイをはじめとする
色々なチョウチョウウオの幼魚を、見る事が出来ました。)
しかし、2000年7月現在、このEXIT及びENTRY付近のサンゴはほぼ壊滅状態です。(@)
1本目終了後、タンク交換のため、海からあがります。
以前は、カメラ、ダイビングコンピュータなど
小物のみを持って駐車場へ戻り着替えをし(ここには、施設がないため、【トイレ】:身障者用トイレが一番広い)
ショーボートにて、昼食及び1本目のログを記入しておりました。
2006年現在は、2本目のタンク交換だけで、昼食は、ダイビング終了後、タンクをショップへ返却し、コンビニで
軽めの食料を購入、走りながらの食事です。(ダイビングさえ終われば、後は用なしというところです。)
2本目:【円月島テイボウ】
ENTRY(@)までは同じですので、そこまでの詳細は省略します。
左側を壁にして、ちょっとだけ進むと、たったひとつ小さなサンゴが突出しているところがあります。(I)
そこからコンパスで240度の方向へ進むと15メートルほどで、また壁に到着します。(J)
そこを、今度は左に見ながら進むと、左側壁一面にサンゴが広がっています。
しかし現在、これらの一面に広がっているサンゴの約9割近くがすでに死滅状態にあります。
原因として考えられることとして2004年〜2005年の冬の寒波の影響で、水温が10度以下となる日が続いたことと、
このところの台風による、海底の砂のまきあげで、その砂がサンゴに覆いかぶさり、窒息してしまったとも言われています。
さて、このサンゴの壊滅状態を確認しながらさらに左側を壁にして、どんどん進みます。
やがて、水深が、浅くなってきたことで、岸辺が近づいていることがわかります。(K)
適当なところで、ユーターンをして、なるべく谷底の付近を戻ります。
ENTRY(@)付近まで戻り、今度は右側に壁を見ながら進みます。壁が右手に大きくカーブしているところに、大き目の岩。
そこから今度は、そのまま壁を右に見ながら進んでいきます。(ナチュラル・ナビゲーション)
水底より3〜4mぐらいの棚のあたりに、魚の住処となっているドームを覗きます。(L)
そこから、大きな岩がゴロゴロしているあたりを眺めながら
右手を壁にして、さらに進んでいくと入り江の端っこに到着します。(M)
ここがこのポイントの最後の折り返し地点です。
図形にたとえるならば、円の円周の半分までたどり、
そこから直線で円の中央を通り、もとの所へ戻るということです。
入り江を形作っている岩と岩の裂目を覗きながら、そこらを散策します。
行きの場合は、ENTRY(@)付近から、折り返し(M)地点まで、右手を壁にしてほぼ水底付近を進みましたが、
帰りは棚の部分、水面より2〜3mぐらいの浅いところを戻るようにします。
この帰りの浅瀬を戻る時の楽しみは、普段ここでは見られない珍しい魚たちに
出会えることがあるからです。